夏越の祓と降神

すっかり忘れていたのですが、昨日は夏越の祓の日でした。
夏越の祓とは、半年分のケガレを落とす行事で、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。
由来は神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらひ)にまで遡るそうです。
 
この大きな節目となる日に遠方から降神を受けに来てくださいました。
産後初めての降神で、私もお受けできるのはもう少し先かと思っていたのですが(自分の精神的余裕の意味で)、
娘を見てもらえる主人の都合と、ご本人の強い意思、そして降ろす神様のエネルギーがご依頼後すぐに私の元を
訪れたこと、全てが重なりこの日になりました。
 
 
今回降ろさせていただいた守護神様は、
天手力男命(あめのたぢからおのみこと)様、彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)様の二柱でした。
初めてお会いした第一印象はまさに天手力男命!という感じでパワーあふれる感じ。
天手力男命様は天岩戸開きで有名ですね。
ご本人も筋力トレーニングをされているとか。
 
二柱目の彦火火出見命様は、木花咲耶姫が夫である瓊瓊杵尊から不貞を疑われ、その疑惑を晴らすために
産屋に火を放ち、その猛火の中で生まれた三人兄弟の末っ子です。
別名ホオリ命、山幸彦とも呼ばれますが、こちらの神様とご依頼主様との繋がりが私もいまいちピンときませんでした。
 
それでも、しばらくお話をお伺いしていると、子供の頃によく行った思い出の場所の土地の神様でした。
しかも「ここ最近行ってないな」と最近気になりだしたところだったとのこと。
それを聞いてとても胸が熱くなり、泣きそうになってしまいました。
ずっと見守っていてくれていたのですね。
そしてこのタイミングで現れたのはきっと会いたいと思って下さったのでしょう。
 
こうやってお話を伺っていると神様とご依頼主様をお繋ぎするお役目が出来ることをすごく光栄に思います。
今までそこにあったけれど気づかなかったご縁に改めて気づくことで道が開けていくのですね。
 
せっかく長野に来て下さったので、戸隠でお蕎麦を食べ、天手力男命様をお祀りする奥社へ参拝に行きました。
戸隠は茅の輪くぐりなどがなかったので、大祓だったのを忘れていましたが、この日にお参り出来たのもご縁ですね。
 
途中の随神門の辺りで少し小雨が降りました。
主人によるとそれは神様に歓迎されているサインだそうです。
今回は娘も初戸隠でした。
神様にご挨拶&ご紹介出来て良かったです。

天の日生まれる朝

本来のあなたが生まれる瞬間に立ち会いたい、そんな産婆さんのような気持ちです。

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